仁王像
仁王像はお寺の入り口にある仁王門に設置されている一対の金剛力士像で、外から入ってくるものに対して寺院を守る役割を果たしています。
金剛杵を持つ筋骨隆々の姿がとても勇ましく、口を開き怒りを顕わにしている阿行像と口を閉じ怒りを内に秘めた吽形像がお寺に入ってくるものをしっかりと見張ります。
阿形は開口し「阿」と発しており、吽形は口を結び「吽」と発しています。これはサンスクリット語で口を開いて最初に出す音である「阿」と口を閉じて最後に出す音である「吽」を表しており、万物の始まりと終わりを意味しています。
今にも動き出しそうな阿形と吽形は迫力満点です。