さざれ石
樹木、岩などの自然界に存在するとても大きなものを目の当たりにするとただただ驚きを覚えるばかりで、その大きな体に内包する力強さと積み重ねられた長い年月を感じることができます。
日本には古くから巨石信仰があり、小さな小石(さざれ石)がくっつき合って大きな岩へ成長すると考えられています。
国歌に歌われるさざれ石は小石同士がくっつき合って大きな石になる成長途中のものを連想させ、そこからさらに苔むした立派な巌に成長するまでの千年、二千年、そして八千年という長い年月が流れた遙か先まで君の繁栄が続くことをおもう気持ちが詠われています。