雨水を告げる大合唱
ニホンアカガエルは平地の開けた水辺にいることが多く、鼻先が長く鼻腔から背中まで続く線模様が特徴です。木に登ることはほとんどないため指先には吸盤がついておらず、後ろ足の指の間には水かきがついています。とはいえ普段から水中で暮らしているというわけではなく、繁殖期以外は田んぼの周囲や草地で生活しています
繁殖期は2~3月の早春に始まることが多いと言われており、ちょうど撮影したのが2月19日 雨水(天気が雪から雨にかわり、雪が溶けはじめるころ)の日でした。よく晴れて暖かい日に、遠くからでも聞こえてくる大合唱に誘われて声のする方へ行ってみると、小さな池に驚くほど多くのカエルが集まりのどを大きく膨らませて一生懸命鳴いていました。