第2種てこ
シメくちばしは日本で暮らす他の鳥に比べると短く太くいささか不格好に見えますが、彼らにとっては自慢の太いくちばしで硬い果実を割ることができるほどの力を持っています。細く長く伸びたくちばしは見た目も格好良く、狭い隙間に差し込むことができるのでとても便利ですが、硬い果物を割るためにはたくさんの力を込めなければいけません。くちばしを太く短くすることで、硬いものに効率よく力を伝えられるようになるので、シメはくちばしの形を変え、他の鳥が食べにくいものを食べることで差別化をする方向に進化したのでしょう。
鳥のくちばしの形は普段食べているものやその鳥の生態をとても分かりやすく表しています。