10回ぐらいで1尺
体を曲げては伸ばしを繰り返し一生懸命前に進むしゃくとり虫。見つけるとつい、行方を見守るかのようにしばらく眺めてしまいます。
シャクガの幼虫はお腹の部分の足が退化して無くなってしまったのでこのような歩き方になりました。そして驚くべきことにシャクガは日本に900種類も居るそうです。トビネオオオエダシャクのように派手な色をしていない限り、なんとなくしゃくとり虫としか認識していませんでしたが、色々な種類のしゃくとり虫がいるんですね。
日本では尺取り(1尺=約30センチ)ですが、英語ではインチワーム(1インチ=約2.5センチ)と呼ばれていて、同じように長さを測ることにまつわる名前で呼ばれています。英語では他に「Looper」とも言い、おそらく同じ動きを永遠に繰り返すことからそう呼ばれるようになったと思いますが、そう呼ばれるのも納得できます。