泥より出でて泥に染まらず

インド原産の植物ですが、レンコンとしての食用や薬用として昔から利用されており、日本に帰化した水生植物です。夏の朝早くに花を咲かせ、昼過ぎには閉じてしまいますが、朝の清々しい空気の中で見るハスの花はとても清らかで、花が開く前のつぼみは手を合わせたようなとてもきれいな形をしています。
ヒンドゥー教や仏教との関りも深く、泥の中から芽を伸ばし美しい花を咲かせる様から浄化や輪廻の概念が連想されます。葉の上をすべる玉のような水にも心惹かれます。