縦長な頭と大きな体
頭部が鋭くとがった三角形をしていて触角も独特の形をしているショウリョウバッタは全体的にスリムな体型で見た目がかっこいいですね。メスはオスよりも2倍くらい大きく、日本のバッタの中では最大級の大きさになります。
越冬した卵が春に孵化し、成虫が夏の精霊祭の頃(7月の旧盆)に見られることから、また、頭の形が精霊船の形に似ていることからショウリョウバッタと呼ばれるようになったと考えられています。
オンブバッタやショウリョウバッタモドキとよく似た見た目をしていますが、オンブバッタはショウリョウバッタよりも小さく、少し潰れたような形をしており、ショウリョウバッタモドキはより細く、首から頭にかけて胴体に対して真っすぐしているという違いがありますが、やはりショウリョウバッタはその大きさが魅力ではないでしょうか。
自然界ではメスの方が体が大きい種類の生き物は多くいますが、オスとの大きさがここまで違うショウリョウバッタを見ていると、メスが卵を産むために使うエネルギーの大きさを感じます。