鏡餅
鏡餅は日本の伝統的なお正月飾りの一つで、穀物を司る年神様へのお供えものとして飾られます。年神様はお正月に各家庭に来訪されるので、年の初めに今年の豊作を祈願するものです。昔の鏡を型取った丸いお餅は三種の神器の一つである八咫鏡(やたのかがみ)を表し、お餅の上に乗せる橙(だいだい)は八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を、そして地域によっては飾ることを省かれることもありますが、串柿は天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)を見立てています。 また、お餅を二段重ねるのは月と太陽、陰陽を表しています。 鏡餅を飾るのは12月28日が最適とされ、松の内(門松を飾る期間)である1月15日まで飾るのが一般的で、その後鏡開きを行いおいしく頂きます。