毒を呑む
ヤマカガシは本州に生息している有毒の二種類のヘビのうちの一種です(もう一種はマムシ)。温厚な性格とはいえ有毒であり、水辺を好み、田んぼや水路に潜んでいることが多いので注意が必要です。生息する地域によって体の模様は若干異なりますが、代表的なものは赤い体に黒い斑点の模様をしているのですぐに見分けがつくと思います。
ヤマカガシは上顎の奥にある牙から分泌する毒と主に身を守るために首から分泌する毒の二種類の毒を持っています。ヤマカガシはカエルを主食としていますが、有毒であるヒキガエルを積極的に食べることでも知られており、捕食したヒキガエルの毒を首に蓄えて利用しています。ヒキガエル1匹でお腹と毒腺の両方を満たすことができるのはかなりお得な感じがします。