コメツキムシ | Click Beetle
長細い体を持つコメツキムシは色々な種類がいます。彼らは身に危険が迫ると仰向けに硬直し、いわゆる「死んだふり」をして危険が過ぎ去るのを待ちます。そして身の安全が確認されるとパチッっと飛び跳ねて仰向けの状態から一気に元の姿勢に戻ります。この飛び跳ねる姿がお米をつく動作に似ていることからコメツキムシと呼ばれるようになったそうです。昔はお米をつく(精米する)際に棒でつついてもみ殻を取り除く方法があったので、棒でつつかれた周りのお米が飛び跳ねる様子を連想したのかもしれません。
種類によっては飛び跳ねないコメツキムシもいますが、カブトムシやクワガタなどの他の甲虫やカメムシなど、一度ひっくりかえってしまうとなかなか起き上がれない虫たちからすると、とてもうらやましい能力ですね。