身近に感じている神を祀り安寧を祈り始めたのが古来の自然信仰であり神道の起源と考えられています。時が経つにつれ宗教として体系化され、目に見えない神が存在する場所には神社(社)が建てられるようになり、今では大小さまざまな神社が日本全国に存在しています。大きな神社はそのスケールと荘厳さに圧倒されますが、一方で一見簡素ですが地域で大切に守られてきた神社も数多くあります。集落の中に建てられているものや山道の脇に建てられている苔むしたものなどを見ると、そこでこれまで流れてきた時間の厚み、そして今でも地域の方が大切に思う気持ちを感じることができます。